ガザ「南へ」住民の表情硬く 北部に大規模攻撃の足音迫る

パレスチナ自治区ガザで南部に向かう人々=13日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】家財道具をくくりつけた車両が通りを続々と走り抜ける。車窓からのぞく住民の表情は硬い。13日、イスラエル軍から避難通告を受けたパレスチナ自治区ガザ北部。大規模攻撃の足音が迫り、多くの人々が南部へと急いだ。

 「安全のために南を目指せ」。13日朝にイスラエル軍が上空からまいた大量のチラシの文言が不安に拍車をかける。メディアは次々と避難の様子を伝え、ロバが引く荷台に乗って家を去る人々の姿も。

 ただ100万人以上が暮らすとされる北部からの一斉避難は「率直に言って不可能」(地元ジャーナリスト)で、それぞれの思いからあえて残る人がいるのも事実だ。

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