枯れ山水の庭、幻想的に 京都・東林院で夜間拝観

東林院で行われた夜間特別拝観「梵燈のあかりに親しむ会」の試験点灯=12日夕、京都市右京区

 京都市右京区の東林院で13日から夜間特別拝観「梵燈のあかりに親しむ会」が始まるのを前に、12日、試験点灯が行われた。梵燈やろうそくが枯れ山水の庭をやわらかく照らすと、幻想的な光景が広がった。

 梵燈はかわらを使った照明具。今年は禅語の「万里清風秋」にちなみ、庭には「万」「里」と書かれたあんどんが置かれ、ろうそくを並べて「清風秋」の文字が表現された。

 西川玄房住職は「これを見て、心の中に爽やかな風が吹けばうれしい」とほほ笑んだ。

 特別拝観は22日まで。午後6~9時で拝観料は700円。受け付けは午後8時半まで。

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