ロケット弾飛来、終わらぬ恐怖 イスラエル市民、募る憎しみ

11日、イスラエル中部アシュケロンで、ロケット弾による被害があった高層マンション周辺の片付けをする清掃業者ら(共同)

 【アシュケロン(イスラエル中部)共同】パレスチナ自治区ガザ境界に近い南部をはじめ、イスラエル各地には11日もハマスによるロケット弾が多数飛来し、被害が相次いだ。「くたばれパレスチナ」「安全な場所はない」。イスラエル市民から憎しみと恐怖の声が相次いだ。

 アシュケロン市街地ではハマスからとみられる複数のロケット弾が着弾。地元メディアによると、12人が負傷した。1発は高層マンション前に落ち、窓ガラスや壁が破壊された。片付けに当たったジェレミーさん(60)は「攻撃を止めるためにも、軍はガザを徹底的に破壊すべきだ」と憤りをあらわにした。

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