ハマス、集団虐殺の疑い イスラエル南部で遺体多数

防犯カメラが捉えたベエリのキブツに入るイスラム組織ハマスの戦闘員=7日(South First Respondersのテレグラムより・ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍が、侵入したイスラム組織ハマス戦闘員を一掃したイスラエル南部では、民間人の遺体が多数、軍により確認された。中には、子どもの遺体や首を切断された遺体も。軍は遺体を回収すると共に、身元確認を進めている。民間人の集団を狙った異例の「虐殺行為」の疑いに国際社会の非難が高まるのは必至だ。

 ガザ境界から約3キロにあるキブツ(集団農場)、クファルアザ。地元メディアなどによると、多数の民家が燃やされたほか、軍兵士らは民家内で多数の遺体を発見した。

 境界から約5キロのキブツ、ベエリでも多数の遺体が見つかっている。救急隊の一人は100人以上が殺されたと指摘した。

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