中ロ外相が会談、ウクライナ議論 プーチン氏の訪問調整、連携確認

中国の王毅共産党政治局員兼外相との会談に臨むロシアのラブロフ外相=18日、モスクワ(ロシア外務省提供、AP=共同)

 ロシアのラブロフ外相と中国の王毅共産党政治局員兼外相は18日、モスクワで会談した。ロシア外務省によると、双方はウクライナ情勢について詳細に議論し、ロシアの利益を考慮しない危機解決の試みは展望がないなどと指摘した。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の国際会議に合わせた10月のプーチン大統領の訪中に向けて調整を進め、両国の連携を確認した。

 ラブロフ氏は会談冒頭、3月の習近平国家主席の訪ロ時に両国首脳が「包括的戦略パートナーシップ関係を深める方向性を確認した」と指摘。11月に米国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や、国連総会での協力に期待を示した。(共同)

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