ドナウ川の港湾にドローン攻撃 ロシア、穀物の代替輸出ルート

7月、ロシアの攻撃で破壊された穀物倉庫=ウクライナ・オデッサ州(ウクライナ軍提供、ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ当局は3日、ロシア軍が2日夜から3日未明にかけて南部オデッサ州を約3時間半、ドローンで攻撃し、ドナウ川にある港湾インフラが被害を受けたと明らかにした。民間人2人が負傷した。

 ロシアが黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意から7月に離脱後、ルーマニアとの国境を流れるドナウ川が輸出の主要代替ルートとなり、ロシア軍は川沿いの港湾施設に攻撃を続けている。ウクライナ側は今回、ロシアがイラン製無人機シャヘド25機を投入し、うち22機を撃退したとした。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、「誰が何と言おうと軍は前進している」と通信アプリに投稿した。

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