【北京共同】中国政府が朝鮮戦争で戦死した中国人民志願軍将兵の遺骨に絡み、韓国が申し入れている返還のための協議を今年に入り拒否していることが24日、中韓筋の話で分かった。遺骨返還は2014年以降、昨年まで毎年行われてきた。今回の拒否は台湾問題などで対立が深まる韓国の尹錫悦政権への不満を強調する意図とみられる。
休戦協定締結から27日で70年を迎えるのを前に、中国と北朝鮮は朝鮮戦争で共に戦った意味を再確認する言動を続けている。米韓との軍事的緊張を高めている北朝鮮は、中韓の対立の深刻化を歓迎しているもようだ。