ローマ教皇の停戦仲介「不可能」 ウクライナのカトリック

取材に応じるウクライナの東方帰一教会の報道官、タラス・ジェプリンスキー神父(共同)

 【キーウ共同】キリスト教カトリックに属するウクライナの東方帰一教会(ユニエイト教会)の報道官、タラス・ジェプリンスキー神父は1日までに、ロシアの侵攻を巡り、ローマ教皇フランシスコが進める停戦仲介は「不可能だ」として否定的な立場を表明、教皇のウクライナ訪問を要望した。領土奪還に向け反転攻勢を始めたゼレンスキー政権への支持も表明した。

 首都キーウ(キエフ)の教会本部で共同通信の取材に応じた。仲介に向けウクライナとロシア双方への配慮に腐心する教皇に対し、ウクライナ支持を鮮明にするよう求めた格好だ。

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