日立製動く歩道で事故、脚切断 バンコクの空港、タイ人女性客

 【バンコク共同】タイ・バンコクのドンムアン国際空港で29日朝、「動く歩道」を利用していたタイ人の女性客が機械に左脚を巻き込まれ、膝から下を切断する重傷を負った。空港当局によると、事故があった機械は日立製で、1996年以来27年間使用されていた。

 地元メディアの報道などによると、女性は国内便に搭乗するため移動中に「動く歩道」上で転倒。弾みで安全カバーが外れ、機械に脚を巻き込まれたとみられる。

 空港当局は事故が起きたことを謝罪。空港内で全ての動く歩道を一時停止して安全性を点検するとともに、事故原因を究明し、再発防止に努めると表明した。

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