「政治の師」「巨頭」と悼む声 青木氏死去で政界反応

インタビューに答える青木幹雄さん=2000年11月

 自民党参院議員会長を務めた青木幹雄元官房長官の死去に対し、与野党から12日、悼む声が相次いだ。青木氏と同じく「参院のドン」と呼ばれた輿石東元参院副議長は「生涯忘れられない政治の師だ」と持ち上げた。公明党の山口那津男代表は記者団に「義理人情を重んじる保守政治家の巨頭の一人だった」としのんだ。

 亀井静香元金融担当相は「皆を調整する天賦の才に恵まれていた。自分の利益ではなく、国全体のことを考えていた」と惜しんだ。

 自民党の古賀誠元幹事長はお互いの引退後も月1~2回の意見交換を続けていたと明かし「同じ時代を歩んだ同志としていろいろ勉強をさせてもらった」と取材に語った。

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