東京工業大や東北大などのチームは22日、日本語に対応する能力が高い生成人工知能(AI)の「ひな型」となる技術を開発すると発表した。理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」を活用して大量のデータを学習する。本年度中に順次公開し、国内の企業や研究者が自社のサービスや研究のために独自に改良できるようにする。
生成AIは利用者の指示に応じて文章や画像、音声などを作る。基盤となる技術は「大規模言語モデル」と呼ばれ、米オープンAIの「チャットGPT」などで応用されている。
海外企業が開発した生成AIは、学習に使っている日本語のデータが限られており、精度には課題がある。