短編映画で数々の賞をとった上田慎一郎監督が、無名の俳優たちとともに撮ったインディペンデント映画。全然有名な作品ではないにもかかわらず、公開前からいろんなところで「絶対見たほうがいい！」ってしつこく勧められた不思議な映画です。
ゾンビ映画の撮影現場に、突然本物のゾンビが襲いかかって来て、現場は大パニックになってしまう！ というとんでもないストーリーがまさかの37分間ノーカットで繰り広げられます。でもね、この映画は全編で96分。さあ、残りの約1時間はどんな物語が待っているのでしょう？ 一つだけ言えるのは、これだけじゃあ終わりませんよ、序の口ってこと！ あ〜もう言えないし言いたくない！
映画を作るって、苦しくて面白くて楽しい。そんな監督の思いがスクリーンを通して伝わってくるような展開を目撃してください。日本の映画界はまだまだ恐ろしいほどの面白い才能に溢れていると思ったら、かなりワクワクしました。鑑賞以来、私も大コーフンして周りの人に「絶対見たほうがいい！」ってしつこく勧めているんですが、最近なんでこんなに勧めてしまうのか理由が分かりました。早くみんなでこの映画のことを語りたかったんで！ あ〜だこ〜だ話したい！ ★★★★★（森田真帆）
監督・脚本:上田慎一郎
出演:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ
6月23日（土）から順次公開
